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占いの基礎知識



【2009年1月号】

「占い」の種類も色々でして、個別の占いに特化して、折に触れ話題にしていきたいとも考えております。早速いただいたご質問を受けて、今回は「血液型占い」にちなんだ考察を。「占いで血液型占いがありますが、人の性格をたかだか4つに分類するのは無理では?」という疑問を抱かれる方がおりました。なるほど、世界の人口67億人余りという現状ですから、4タイプに分けられて反発心を覚えるというご意見も、うなずけなくはございません。

新興型「血液型占い」と伝統的な占いの原理を比較検証


者は占い業界で仕事をする人間ですので、当然、占い師たる友人・知人もそこそこにおります。また業務として占いに携わってここ○○年という話はどこそこでさせていただいておりますが、未だかつて「血液型占い」専門の占い師さんというのに、お目にかかったことがありません。

や占いを専門的に教える占い学校も乱立している状態ですが、さてさて「血液型占い」という科目がある学校、果たしてあるでしょうか? 本サイトの「占い用語集」に、一応名称が占いなので、血液型占いも掲載していますが、、実は、血液型占いとは、本当に「占い」なのかどうか、筆者はどうも納得がいっていないところがあるのです。

は逆に、占い学校ではどういう占いの科目があるのでしょう。多くの学校では、命術(めいじゅつ)、卜術(ぼくじゅつ)、相術(そうじゅつ)の三本柱を必須科目として修業プログラムを打ち出しています。各科目は、また細分化されていくつも教科が連なっています。(※)

※占いの三大分類と主な科目
命術(めいじゅつ) 卜術(ぼくじゅつ) 相術(そうじゅつ)
・12星座占い
・九星
・四柱推命など
・タロット
・断易など
・手相
・人相
・姓名判断など


術は、運勢学、運命学などとも呼ばれ、人の運勢、運命のタイプを割り出し、探る一種の学問としても考えられてきております。学校ではどこでもこのように系統立てて、単位を取得するようカリキュラムが組まれているものですが、「血液型占い」の姿がお目見えしていることは滅多にありません。

まり、そうですね、血液型占いは、「占い」という名称を与えられながらも、当の占いの世界では、正規の占い、伝統的な占いとしては、その価値や必要性を認められてはいない部類の占いに属すというところになるでしょうか。こういったタイプのいわゆる「新興占い」は実際数多く存在しています。新興、即ち、新しく興ったタイプの占い、結構世の中に浸透しているようです。一世代前辺りに話題になった「トイレットペーパー占い」、一種ブームにまでなった「動物占い」、オルガンを弾きながら占いをする「オルガン占い」等々、

て、そもそもの「占い」に立ち返らせていただきます。どちらかと言えば、血液型占いは、血液型/BLOOD TYPEに則した「性格タイプ別診断テスト」だと言えるでしょう。占いの原理は応用されているものの、ちょっと本来の「占い」とは異なるものです。「占い」とは、俗に言う「性格タイプ別診断テスト」ではない、ということを、ご理解いただきたいと思います。

し、12星座占いは12タイプ、九星占いは9タイプの性格傾向を割り出すことができるから、4タイプしかない血液型占いよりも占いとしては進歩したものなのだろう、信ぴょう性もあるのだろう、なんて考える方がいらっしゃったら、それもまたちょっと思いとどまっていただきたいところとなります。


統的な占いとして、西洋占いを専門とする占術学校であればどこでも設置されている、西洋占星術科、ひらたく言えば12星座占いの講座をモデルに、そもそもの占いの原理に触れさせていただきましょう。

12星座の「12」という数は、暦としての12ヶ月とギリシア時代の神話に登場するオリュンポス十二神に由来するものです。そういう地上における生活習慣、文化、文学を通じた共通の世界観=物事を12単位でみる、という世界観を、当時のギリシア人たちは天空にも当てはめて考えました。「下なるものは上なるものの如し、上なるものは下なるものの如し」という観点で、夜空を見上げ、黄道、即ち、地球の周りを回る太陽の軌道をも12に分割しました。これが12星座占いの基礎となる「黄道12宮」。

間を通じて、天空の各12宮を通過していく太陽の位置と、ある人が生まれた時期とを重ね合わせて、例えば、今現在、毎年1月下旬あたりは、空の太陽は、水瓶座の宮を通過しています。よって、この時期に生まれた人は「水瓶座」であると、12星座占いにおいては、定義されるのです。

して、太陽がひとつの宮を通過している一定の期間に、その時期にこの世に命を受けたこと、命を受けた人自身に如何なる事柄が象徴されているのか?その存在の意味、生まれてきたことの意味を探り当てようとしてきたのでした。一年、12ヶ月という周期を用いて確立されたもの、それが12星座占いなのです。

来より、占いとは、まず地上の暦、春夏秋冬といった周期性に連動するものであり、古代人にとっては、大いなる神でもあり、また脅威的な天敵でもあった「自然の摂理」というものを如何に生活に取り入れ、乗り越え、克服しようとしてきたかという一種の文化的足跡のようなものでもあるのです。

ういった占術に対して、もともとあるタイプやパターンを利用して出来上がった血液型占い、即ち、性格タイプ別診断テストとが本質的に異なるものであるということは、今回おわかりいただけましたでしょうか?もうちょっと続きがあるのですが、お時間のようですので、今回はこの辺で!

いうわけで、こちら「月刊ステラ・マガジン」では、占いにまつわる様々な事柄をテーマにして論じたり、記事をつくって公開したり、つまるところは、「占い」の本当の姿を、真価をひとりでも多くの人にご理解いただけることを目標に、活動させていただきたいと考えています。

ご拝読、誠に、ありがとうございました。
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■次回更新は、2009年2月下旬を掲載予定


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